開校! 食べると暮らしの学校
第1回「地域でいつまでも健康に暮らすということ」

2016/6/28
ワークショップレポート

いつまでも健康に暮らしたい、魅力的な食のしごとを始めたい、職場を超えたつながりを大切にしたい。そういったこれまでの町民のみんなの思いから始まった取り組み「たべるとくらしの学校」。全5回にわたって、黒松内町の食と健康な暮らしをテーマに、予防や健康づくり、起業などについて、学び、話し合うことを目的としてスタートしました。毎回ゲストや映像講義による<インプット>と、受講者みんなで考え、クリエイティブなアイデアを生み出す<アウトプット>と繰り返しながら、みんなが健康で生涯活躍できるライフスタイルを実現させるための企画・実践を目指します。
レポートでは各回の様子や、話し合われた内容や手法、特に印象に残った言葉などを織り交ぜながらお伝えします。

期待と不安の第1回。

第1回目のワークショップが開催されたのは、黒松内町にしては異例の暑さだった6月23日(火)。夕暮れから夜に空が変わるころ、町役場の1階には募集定員40名に対し61名もの参加者が集まりました。
町長から開会の挨拶でスタートし、この講座の進行役であるstudio-Lと、1回目のゲストである寺田豊先生の紹介がありました。

「たべくら」が目指すこと。

「たべるとくらしの学校」(略して「たべくら」!)は、平成26年度に策定された、「黒松内町総合戦略」が目指すまちを実現させるための町民参加型プロジェクトの一つです。総合戦略は1間年をかけて、若者を中心にワークショップを開催。
これからどんなまちを目指すのか、まちの未来を見据えながら、今後5年間のまちづくりの方向性と具体策(特にしごと、まち、ひとに関すること)を考えてきました。
今年度の「たべくら」では、この計画のなかで示された誰もが健康で活躍できるまち(生涯活躍のまち)のビジョンを実現させるために、健康な「食」や「暮らし」をテーマに学び、話し合いながら活動のアイデアを生み出し、実際に活動を実践していきます。
参加者のみなさんにとっては、食と暮らしにまつわる様々なテーマ(健康づくりや子育て、起業、移住など)を学び、新たな活動をスタートさせる場として、町は、「たべくら」で話し合い、実践されたアイデアから生涯活躍のまちプランを作成することを目指します。

今後の流れ

「たべくら」の流れ

これから5年間のビジョン

総合戦略 5つのビジョン

「私の語る上で外せない5つのスキル・知識」

今日集まった参加者はこれから全6回共に学んでいく仲間です。互いのことを知るために、対談の前に自己紹介タイムがありました。自己紹介のテーマは「私を語る上で外せない5つのスキル・知識」。
自己紹介シートに書き込んだ内容を伝えながら、テーブルごとで自己紹介をしました。スキルによっては「たべくら」とあまり関係ないように感じるかもしれませんが、これから活動を考え、実践する上で必要になるかもしれません。
この自己紹介の仕方、外国では自分を紹介するときに出身地や職業だけでなく、自分の家族や大切な人、お気に入りの場所などを話すことで、その人物の様々な面を知ることができるため、日常的に行われています。
次回以降も「私を語る5つの◯◯」シリーズで自己紹介の時間を取りますのでお楽しみに。

参加者の意外な一面を知ることも。

緊張もほぐれて笑顔に。

キックオフ対談 寺田豊(くろまつないブナの森診療所)×山崎亮(studio-L)

会場が温まってきたところで、今回のメインである寺田豊先生と、山崎亮さんによる対談が行われました。二人のトークはこちらの特設ページから詳しくお読みいただけます。

  • 寺田 豊 先生寺田 豊 先生(くろまつないブナの森診療所 所長)
  • 山崎 亮山崎 亮(コミュニティデザイナー)

小さな町が一丸となって
健康になるために何ができるか?
地域医療の未来について
寺田先生が考えること

詳しくはこちら

二人の関西出身トークや、寺田先生が医師になるまでの経緯なども織り交ぜながらの対談となりました。
アンケートからは、特に印象に残った言葉として…

などが挙げられました。

気づきのシェア「地域でいつまでも健康に暮らすために大切なこと」

後半は、対談をふまえての話し合いの時間です。まずは、対談を聞いて共感したこと、大切だと思ったことなどを共有しました。
その後「地域でいつまでも健康に暮らすために大切なこと」について話し合いました。付箋と模造紙、カラーマジックを使いながら、お互いの思いを見える化しながら意見を出し合いました。イラストを使って表現するチームや近しい意見をまとめて、関係性を矢印で示すチームも。
最後にテーブルごとにどんな意見が出されたか、発表をしました。

各テーブルの模造紙はこちら(クリックで拡大して表示)

終わりに。

最後にゲストのお二人から参加者の発表を受けてコメントをいただきました。

寺田先生

「みなさんの発表から『つながり』だったり、『ワクワク』だったり、そういうことがやっぱり大切なんだなって思いました。やっぱりこの場 自体が「つながり」を生むワークショップで、これからの講座がそういう『ワクワク』も『ドキドキ』も踏まえながらつながっていくといいですよね。黒松内町の今後に向けて、一歩踏み出せたのかなと感じました。」

山崎さん

「アクティブラーニングをご存知ですか?ただ講義を聴くだけでなく、話し合ったり、実験したりする学習方法のほうが、より人の記憶に残るといいます。『たべくら』はこのアクティブラーニングを取り入れた新しい学びの場にしたいと思っています。そのため今後もこういった話し合いや、アイデア出しなど、参加者のみなさんにとって積極的な学びの機会を作っていきますので、ぜひ知り合いの方と次回もご参加ください!」

ラーニングピラミッド

次回は…

次回は8月3日(水)18:30から!
みなさまの参加(and是非興味がありそうな方も一緒に!)、お待ちしています!

第2回以降ワークショップ開催予定

今日のおやつ

今日のおやつ

  • DEAN AND DELUCAのクッキー
  • 福島屋のあられ
  • WASARAのうつわ

レポーター:studio-L 洪(ほん)